気候変動時代、マンションを長寿命化するためには?
建物の老朽化が進む時代、豪雨や地震など気候変動による自然災害も増加し、マンション維持に影響を与える事象が増えています。いっぽうで二酸化炭素排出量の削減、脱炭素化など地球環境の保護に貢献するための方法が国民に求められ、建物に対する省エネ基準適合や高断熱化などの対策が進んでいます。
マンションにおいては大規模修繕工事によって建物の長寿命化を図ることが重要な対策になりますが、このプロセスを円滑に進めるためには、日頃から建物と設備の適切な点検や細かな補修工事の積み重ねが最も大切です。
マンションメンテナンスのエキスパート「マンション維持修繕技術者」
そのようなさまざまな課題に直面しているマンションを維持していく専門家が、マンション維持修繕技術者です。
マンション維持修繕技術者は、マンションの維持・修繕に関して一定水準の知識と技術を有していることを審査・認定することにより、マンション建物・設備の維持保全に関する知識・技術及び対応力の向上を図り、もって円滑な共同居住に関する社会的な要請に応えることを目的とした一般社団法人 マンション管理業協会が認定している資格です。
当協会の試験に合格し、登録することで「マンション維持修繕技術者」の肩書が付与されます。マンション維持修繕技術者試験は平成14年度よりスタートし、2024年5月1日現在の登録者数は4,473人になります。特に管理会社の従業員が多く登録しています。
ぜひ、マンションの適切なメンテナンスに「マンション維持修繕技術者」をご活用ください。